【2025年・2025年度】IT・デジタル系資格の受験者数ランキングTOP15
2025年・2025年度の公式公表値をもとに、IT・デジタル系資格の年間受験者数TOP15を比較。ITパスポート、基本情報、応用情報に加え、生成AIパスポートやG検定などAI系資格の急伸も見ていきます。
「IT系の資格で、いちばん多く受けられているのって何だろう?」
ITパスポートは多そう。
基本情報も定番。
最近ならG検定や生成AIパスポートもよく名前を見ます。
でも、実際に年間の受験者数を並べてみたらどうなるのか。
今回はIPAの国家試験だけでなく、AI・データサイエンス系の民間資格まで含めて、2025年・2025年度の公式公表値を集めてみました。
調べ始める前は「まあ、IPA勢がずらっと並ぶんだろうな」と思っていたんですが、途中でちょっと景色が変わりました。
AI系、思ったより来ています。
まずは集計ルールから簡単に説明します。
今回は「IT・デジタル系」まで広めに集計
この記事では、IT・情報処理・AI・データサイエンスなど、デジタル分野の知識やスキルを扱う資格・試験を対象にしています。
そのため、ランキングにはIPAの国家試験だけでなく、生成AIパスポート、G検定、E資格といった民間資格も含まれます。
数字は原則として、2025年または2025年度の実際の受験者数を使用しました。年に複数回ある試験は年間分を合計しています。
なお、この記事の人数は基本的に年間の延べ受験者数です。同じ人が複数回受けた場合、その分が重複する可能性があります。
また、公式から年間の実受験者数を確認できなかった資格や、数字が概数しか公表されていない資格は、無理に正式順位へ入れていません。
それでは、結果を見てみましょう。
IT・デジタル系資格の受験者数ランキングTOP15

いや、ITパスポートが強い。
1位は271,352人。2位の基本情報技術者試験147,186人に、12万人以上の差をつけています。
ただ、今回個人的に一番面白かったのはそこではありません。
4位から6位を見てください。
情報セキュリティマネジメント:45,924人
生成AIパスポート:43,579人
G検定:41,585人
この3つ、かなり近いです。
生成AI・AI系の民間資格が、IPAの国家試験とほぼ同じ人数まで来ています。
1位はITパスポート。27万人はやっぱり別格
1位はITパスポート、271,352人でした。
もう「ITに詳しい人が受ける試験」という規模ではありません。
2025年度は応募者数が30万人を超え、実際の受験者も27万人超。社会人だけでなく学生の受験も多く、IT・セキュリティ・経営・会計まで幅広く扱う入口資格として、かなり定着しています。
前回の主要資格・検定ランキングでも上位に入りましたが、IT・デジタル系だけに絞ると圧倒的な1位です。
これだけ受けられていると、「IT資格の入口」というより日本のデジタル基礎知識の入口に近い存在なのかもしれません。
基本情報14.7万人、応用情報8.3万人。王道ルートも巨大
2位は基本情報技術者試験の147,186人。
3位は応用情報技術者試験の82,668人です。
基本情報はCBTで通年実施。応用情報は2025年度の春38,663人と秋44,005人を合計しています。
ITパスポートから人数はかなり減りますが、それでも基本情報が約15万人、応用情報が8万人超。
この数字を見ると、
ITパスポート → 基本情報 → 応用情報
というIPAの王道路線が、かなり大きな受験者層を持っていることが分かります。
応用情報で8万人というのも、冷静に考えるとかなり多いです。
生成AIパスポート、1年で43,579人
今回、いちばん「え、そんなに?」となったのが生成AIパスポートでした。
2025年は、
- 2月:6,590人
- 6月:10,759人
- 10月:26,230人
で、年間合計43,579人。
しかも10月だけで2万6,000人超です。
増え方がかなり急です。
生成AIが一気に仕事や日常に入り込んだことで、「とりあえず使える」だけではなく、著作権・情報漏洩・リスクまで含めて学びたい需要が出ているのでしょう。
少なくとも受験者数だけを見ると、もう「新しくできた小さな資格」という規模ではありません。
G検定も4万人超。AI資格が本当に大きくなっている
6位のG検定は41,585人でした。
2025年は通常の第1回〜第6回に加え、会場試験も実施されています。それらの実受験者を合計すると4万人を超えます。
生成AIパスポート43,579人との差は、わずか1,994人。
そして4位の情報セキュリティマネジメント45,924人ともかなり近い。
つまり2025年は、
情報セキュリティマネジメント:約4.6万人
生成AIパスポート:約4.4万人
G検定:約4.2万人
という並びになりました。
IPAの国家試験と、比較的新しいAI系民間資格が同じレンジにいる。
これは結構すごい変化だと思います。
情報処理安全確保支援士も3.5万人
7位は情報処理安全確保支援士試験、35,342人。
2025年度は春16,526人、秋18,816人でした。
サイバーセキュリティの専門資格で、合格後に登録することで「情報処理安全確保支援士」を名乗れる国家資格です。
ITパスポートや基本情報と比べれば専門性はかなり上がります。
それでも年間3万5,000人超。
セキュリティ人材への需要の大きさを感じる数字です。
高度試験に入ると、一気に1万人前後へ
8位以降は、IPAの高度試験がずらっと並びます。
ネットワークスペシャリストが11,948人。
データベーススペシャリストが9,769人。
プロジェクトマネージャが8,511人。
ITストラテジストが5,586人。
システムアーキテクトが3,963人です。
ここまで来ると、上位とはかなり景色が違います。
ITパスポート27万人に対して、高度区分は1万人前後から数千人。
対象者がより専門職寄りになり、受験者の母数が一気に絞られていくのが数字にはっきり出ています。
個人的には、こういう「資格のレベルが上がるほど人数がどう減っていくか」を見るのも面白いところです。
E資格は2,082人。それでもAIエンジニア資格として存在感あり
14位はE資格、2,082人。
2025年の第1回が1,043人、第2回が1,039人でした。
G検定がAI・ディープラーニングを活用するための基礎知識を問うのに対して、E資格はよりエンジニア寄りです。
年間2,000人ほどなので、G検定4万人と比べるとかなり少なく見えます。
でも、そもそも対象とする人が違います。
「AIを理解して活用する人」の入口が大きく広がる一方で、その先に実装側の専門人材がいる。
この人数差も、AI資格の構造が見えて面白いです。
DS検定は「約8,480人」。ただし正式順位からは外しました
データサイエンティスト検定(DS検定)も、かなり多いです。
2025年は公式発表で、
- 3月:約2,720人
- 6月:約2,200人
- 11月:約3,560人
合計すると約8,480人です。
人数だけなら、プロジェクトマネージャ試験8,511人とほぼ同じで、TOP10前後に入ります。
ただし、DS検定は公式発表が「約○人」という概数です。
しかもプロジェクトマネージャとの差は31人しかありません。
この状態で「DS検定が10位、PMが11位」と断定するのはさすがに無理があります。
なので資格録ラボでは、DS検定は参考順位相当として紹介し、正式順位からは外しました。
数字を無理やり並べるより、ここは正直にいきます。
MOS、AWS、CCNAが入っていないのはなぜ?
IT資格と聞いて、
「MOSは?」
「AWS認定は?」
「CCNAは?」
と思った人もいると思います。
もちろん候補として調べました。
ただ、今回のランキングで必要なのは日本国内の2025年・2025年度の年間実受験者数です。
MOSは国内累計受験者数の大きさは公表されていますが、今回の比較に使える年間・科目別の実受験者数を公式資料から確認できませんでした。
AWS認定やCiscoのCCNA、Microsoft認定、Oracle Javaなども、世界規模の認定者数や累計値は見つかる一方で、日本国内の2025年年間実受験者数を同じ条件で並べられる公式値は確認できませんでした。
なので今回は、
「有名だから推計で入れる」ことはしない
というルールにしています。
入っていない=受験者が少ない、という意味ではありません。
むしろ、実際にはかなり大きな資格もあるはずです。
日商PCやJ検も、数字の条件が合わず今回は除外
日商PCもかなり大きいです。
2025年度は全体で2万人を超える受験があります。
ただ、公式統計は「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」など複数分野をまとめた数字で、同じ人が複数分野を受ける可能性もあります。
J検も年間2万人規模ですが、まとまって公表されているのは出願者数です。
今回のランキングは原則「実受験者数」。
ここでも物差しをそろえるため、正式順位から外しています。
こういうところ、資格ランキングを作ると毎回悩みます。
でも、この面倒くささを飛ばしてしまうと、数字だけ立派なランキングになってしまうんですよね。
IT資格の世界、AI系が一気に大きくなっている
今回のランキングで一番印象に残ったのは、やっぱりAI系です。
ITパスポート、基本情報、応用情報という昔からの王道が大きいのは予想どおり。
でも、その下で、
生成AIパスポート 43,579人
G検定 41,585人
が4万人を超えていました。
しかも生成AIパスポートは、2025年の中だけでも受験者数が急増しています。
数年前なら「IT資格ランキング」といえば、ほとんどIPA試験の話で終わっていたかもしれません。
今はそこに、AI・生成AI・データサイエンスの資格が普通に入ってくる。
資格の受験者数って、その時代に何を学びたい人が増えているのかまで見えてくるんだな、と改めて感じました。
ランキング数値一覧
最後に、今回のTOP15を一覧で置いておきます。
| 順位 | 資格・試験 | 年間延べ受験者数 | 集計 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ITパスポート | 271,352人 | 2025年度 |
| 2位 | 基本情報技術者試験 | 147,186人 | 2025年度 |
| 3位 | 応用情報技術者試験 | 82,668人 | 2025年度・春+秋 |
| 4位 | 情報セキュリティマネジメント | 45,924人 | 2025年度 |
| 5位 | 生成AIパスポート | 43,579人 | 2025年・3回合計 |
| 6位 | G検定 | 41,585人 | 2025年・各回+会場合計 |
| 7位 | 情報処理安全確保支援士試験 | 35,342人 | 2025年度・春+秋 |
| 8位 | ネットワークスペシャリスト | 11,948人 | 2025年度春期 |
| 9位 | データベーススペシャリスト | 9,769人 | 2025年度秋期 |
| 10位 | プロジェクトマネージャ | 8,511人 | 2025年度秋期 |
| 11位 | ITストラテジスト | 5,586人 | 2025年度春期 |
| 12位 | システムアーキテクト | 3,963人 | 2025年度春期 |
| 13位 | システム監査技術者 | 2,245人 | 2025年度秋期 |
| 14位 | E資格 | 2,082人 | 2025年・2回合計 |
| 15位 | ITサービスマネージャ | 2,002人 | 2025年度春期 |
※ DS検定は2025年合計で約8,480人ですが、公式値が概数のため正式順位から除外しています。
主な出典
本記事では、各試験実施団体の公式公表資料をもとに集計しています。
- IPA「令和7年度 iパス(ITパスポート試験)の年間応募者数等について」
- IPA「基本情報技術者試験 統計資料」
- IPA「情報セキュリティマネジメント試験 統計資料」
- IPA「令和7年度春期情報処理技術者試験 合格発表」
- IPA「令和7年度秋期情報処理技術者試験 合格発表」
- GUGA「生成AIパスポート 2025年10月試験 開催結果」
- JDLA「G検定 開催結果」
- JDLA「2025年 第1回 E資格 結果」
- JDLA「2025年 第2回 E資格 結果」
- データサイエンティスト協会「DS検定 過去の実施結果」
※ 数値は記事作成時点で確認できる2025年・2025年度の公式公表値を使用しています。実施団体による訂正・更新等により、後日数値が変更される場合があります。